2019年08月19日(月) [長年日記]
■ [dev] SubversionでE160043エラー
久々にSubversionを使わなければならなくなってしまった。
svn checkoutを実行しようとすると、
Expected FS format between '1' and '7'; found format '8'
というエラーでチェックアウトできない。調べると、format 8というのはSubversionのバージョン1.10で導入された模様。
The default filesystem format is now version 8, introduced in 1.10.
Ubuntu 18.04のSubversionのパッケージのバージョンは1.9.7なのでエラーになってしまう。
なんとかならないか調べたところ、
にWANdiscoへのリンクがあって、ここでUbuntu 18.04用のSubversion 1.11を配布していた。なので、ここのURLをsources.listに指定してSubversion 1.11を使えるようにした(やり方は正しく理解していないのでここには書かない)。
2019年08月25日(日) [長年日記]
■ [howto][service] Googleの連絡先のPC版で、インポートしたデータを「連絡先」に表示する方法
Googleの連絡先(https://contacts.google.com/)のPC版(スマートフォンの連絡先アプリではないという意味)にて、インポート機能でインポートしたデータが「連絡先」に表示されずに悩んだ。
問題点
「連絡先」というのは連絡先ページのサイドバーにある「連絡先」という項目のこと(これ以外に「よく使う連絡先」「重複」などがある)。インポートしたデータがここには追加されず、サイドバーの「ラベル」カテゴリ内の「インポート(yyyy/mm/dd)」という項目を選択しないと表示されなかった。
解決方法
- 連絡先ページのサイドバーで「インポート(yyyy/mm/dd)」を選択してインポートしたデータの一覧を表示する。
- データ一覧の適当な行にマウスポインタをのせるとチェックボックスが現れるので、チェックを入れる。すると、データ一覧の上部に複数のアイコンが現れる!!!
- 現れたアイコン群の中にあるチェックボックスのアイコンを使うと全選択ができるので、それを利用するなどして「連絡先」に表示したいデータをすべて選択する。
- 現れたアイコン群の中に「連絡先に追加」というアイコンがあるので、それをクリックする。
これで選択していたデータが「連絡先」に表示されるようになった。
参考
- Google連絡帳へのインポート (OKWAVE)
2019年08月29日(木) [長年日記]
■ [windows] net useコマンドで共有フォルダへの接続を制御
Windowsのnet.exeのuseサブコマンドを使ったのでメモ。ウェブ上にこのコマンドのリファレンスは無いのかな?
はじめにヘルプの先頭部分を引用しておく。
>net help use このコマンドの構文は次のとおりです: NET USE [devicename | *] [\\computername\sharename[\volume] [password | *]] [/USER:[domainname\]username] [/USER:[dotted domain name\]username] [/USER:[username@dotted domain name] [/SMARTCARD] [/SAVECRED] [/REQUIREINTEGRITY] [/REQUIREPRIVACY] [/WRITETHROUGH] [[/DELETE] | [/PERSISTENT:{YES | NO}]] NET USE {devicename | *} [password | *] /HOME NET USE [/PERSISTENT:{YES | NO}] NET USE は、コンピューターを共有リソースに接続したり、共有リソースから切断 したりします。オプションなしで使用した場合は、コンピューターの接続が一覧表示 されます。
接続状況の確認
>net use 新しい接続は記憶されます。 ステータス ローカル名 リモート名 ネットワーク名 ------------------------------------------------------------------------------- OK \\192.0.2.20\test Microsoft Windows Network コマンドは正常に終了しました。
net useを引数なしで実行すると、現在接続している共有リソースの一覧が表示される。ただ、netコマンドではなくExplorerを使って接続した共有リソースは表示されないみたい。
最初に表示されている「新しい接続は記憶されます」というのは、最後に指定した /persistent オプションの値で、yesなら「記憶されます」、noなら「記憶されません」と表示される。
新しい接続
>net use \\192.0.2.21\test * /user:aaa /persistent:yes \\192.0.2.21\test のパスワードを入力してください: コマンドは正常に終了しました。
共有フォルダのパスを指定すると新しい接続を追加できる。このとき、ユーザ名とパスワードを指定でき、パスワードとして「*」を指定すると対話的にパスワードを入力できる。
また、/persistentオプションで接続を永続化するかどうかを指定できる。yesを指定すると次回のログイン時に接続が復元され、noだと復元されない。
切断
>net use \\192.0.2.21\test /delete \\192.0.2.21\test が削除されました。
/deleteオプションを指定すると既存の接続を切断できる。
2019年08月30日(金) [長年日記]
■ [web] XML内にXHTML要素を書くとブラウザがHTMLとしてレンダリングしてしまう
XMLファイルをウェブブラウザで開くとそれなりにレンダリングしてくれて、簡易XMLビューワとして使える。
しかし、XML内にXHTMLの要素を含めるとHTMLとしてレンダリングされてしまうようだ。こうなるとXMLビューワとしては使えないので不便。
元々はブラウザで表示が変になるXMLがあるけど何故だろうと調べていて、次のコメントを見てHTMLとしてレンダリングされているのかと気づいた。
this declaration puts the parsers to the XHTML mode and handles the document as an XHTML document. The rendering results makes sense if browsers parsed the document as an XHTML.
以下にFirefox 68での例を示すが、Chrome 76やEdge 44、IE 11でも同様の振る舞いになる。表示モードを切り替えるスイッチがあるといいのだが、あったりするのだろうか?
通常のXMLのレンダリング
次のファイルを用意する。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <kenichi xmlns:h="http://www.w3.org/1999/xhtml"> <hello>こんにちは</hello> </kenichi>
kenichi要素でXHTMLの名前空間を参照しているが、これは後に示すの例と比較するために書いているだけで本質的なものではない。
上のXMLをFirefoxで開くと、次のようにXML要素がツリー上に表示される。
XHTML要素を含むXMLのレンダリング
先の例に「<h:s>さようなら</h:s>」という行を追加した次のファイルを用意する。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <kenichi xmlns:h="http://www.w3.org/1999/xhtml"> <hello>こんにちは</hello> <h:s>さようなら</h:s> </kenichi>
上のXMLをFirefoxで開くと、次のようにHTMLとして表示されてしまう。