2019年08月29日(木) [長年日記]
■ [windows] net useコマンドで共有フォルダへの接続を制御
Windowsのnet.exeのuseサブコマンドを使ったのでメモ。ウェブ上にこのコマンドのリファレンスは無いのかな?
はじめにヘルプの先頭部分を引用しておく。
>net help use このコマンドの構文は次のとおりです: NET USE [devicename | *] [\\computername\sharename[\volume] [password | *]] [/USER:[domainname\]username] [/USER:[dotted domain name\]username] [/USER:[username@dotted domain name] [/SMARTCARD] [/SAVECRED] [/REQUIREINTEGRITY] [/REQUIREPRIVACY] [/WRITETHROUGH] [[/DELETE] | [/PERSISTENT:{YES | NO}]] NET USE {devicename | *} [password | *] /HOME NET USE [/PERSISTENT:{YES | NO}] NET USE は、コンピューターを共有リソースに接続したり、共有リソースから切断 したりします。オプションなしで使用した場合は、コンピューターの接続が一覧表示 されます。
接続状況の確認
>net use 新しい接続は記憶されます。 ステータス ローカル名 リモート名 ネットワーク名 ------------------------------------------------------------------------------- OK \\192.0.2.20\test Microsoft Windows Network コマンドは正常に終了しました。
net useを引数なしで実行すると、現在接続している共有リソースの一覧が表示される。ただ、netコマンドではなくExplorerを使って接続した共有リソースは表示されないみたい。
最初に表示されている「新しい接続は記憶されます」というのは、最後に指定した /persistent オプションの値で、yesなら「記憶されます」、noなら「記憶されません」と表示される。
新しい接続
>net use \\192.0.2.21\test * /user:aaa /persistent:yes \\192.0.2.21\test のパスワードを入力してください: コマンドは正常に終了しました。
共有フォルダのパスを指定すると新しい接続を追加できる。このとき、ユーザ名とパスワードを指定でき、パスワードとして「*」を指定すると対話的にパスワードを入力できる。
また、/persistentオプションで接続を永続化するかどうかを指定できる。yesを指定すると次回のログイン時に接続が復元され、noだと復元されない。
切断
>net use \\192.0.2.21\test /delete \\192.0.2.21\test が削除されました。
/deleteオプションを指定すると既存の接続を切断できる。