メモの日々


2006年07月24日(月) [長年日記]

  • なかなか進まないなあ。
  • 今日の行数:7503

[link] 「覚醒せよ!サラリーマン 法人化で大節税を」 (asahi.com)

Matzにっきより。なんなんだこの記事は。

給与という、もはや大した安定でもなくなった収入と引き換えに、生活の自由を縛られ、多額の税金や社会保障費を負担させられている。

サラリーマンは税制面では優遇されている(給与所得控除)し、健康保険料は会社が半分負担してくれ恵まれている。「多額の税金や社会保障費を負担させられている」なんてのは被害妄想だ。

一方で、世の中には、同じくらいの収入がありながら、納税額が少なくて、たくさんのお金を自由に使っているひとたちが存在する。自営業者たちだ。違いの一つが、経費の計上方法にある。自営業者たちは、家賃や光熱費など、さまざまな支出を経費にすることで、税金などを低く抑えているのだ。

職業に依るだろうが、給与所得控除が無い分自営業の方が税金は高くなるはず。「家賃や光熱費」なんて給与所得控除には及ばない。年収600万円なら給与所得控除は 600 × 0.2 + 54 = 174万円 だ。本当にこれだけ経費を積み上げられるのか?サラリーマンは実際には払っていなくとも174万円が自動的に経費として認められる優遇された立場なのだ。

だいたい、法人化を勧めている記事なのに冒頭で無関係な自営業の話をしている所がおかしい。腹立つな。

ここで、サラリーマンも一人ひとりが会社になればどうだろう。自営業者たちが当然のように駆使している節税方法を使えるようになる。

って、自営業が節税に向いているというのなら、法人化ではなく自営業を勧めないとおかしいではないか。

後半に書いていることも滅茶苦茶。脱税を勧めているようにしか読めない。

「AERA編集部」は全く信用できない。

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