メモの日々


2022年12月30日(金) [長年日記]

[dev] Linuxでのメモリの使用量と空き容量

手元のLinux環境でfreeコマンドを実行すると次のように表示される。

% free -b
               total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:     40298315776   914223104 39214383104       65536   169709568 38992666624
Swap:    10737418240           0 10737418240

ここに表示されるusedの値は、この環境のfreeのmanに

       used   Used memory (calculated as total - free - buffers - cache)

と説明されており、確かにこの計算式の値になっている。

しかし、buffersやcacheの中には直ちには解放できない領域が含まれているようで、実際には「total - available」の値をメモリ使用量と考える方がいいらしい。

であるならfreeコマンドのused欄にも total - available の値を表示すればいいのに、と思ったら最新のmanでは

       used   Used or unavailable memory (calculated as total -
              available)

と説明されていた。今年の六月に変更が入っており、procpsのバージョン4.0.1から変わっているようだ。