メモの日々


2003年04月19日(土) [長年日記]

[dream] 眼の夢

顕微鏡のようなものを覗くと眼球を削られ、それにより視力が回復するという夢を見た。怖かった。

[life][dev] Mozilla dot Party in Japan 4.0へ行く

行ってきた。会場へ着くともじら組の派手な半被を着た方々に迎えられる。三つのセッションを聞いた。

もじら組による新ロードマップ解説

先ごろ発表されたMozilla 開発ロードマップの解説。もじら組小池さんのプレゼン、Netscape桃井さんによるMozillaキーマンからのメイルの紹介、APEX林さんによる"RDMBS"Firebirdの紹介など。

  • ComposerやChatzillaの行く末は未決定。今のところ担当者がいないようで、このままだと無くなってしまうかもしれない。
  • コードのチェックイン権限はこれまでより厳しく管理されるようになる。Mozilla初期にはNetscape社員全員にチェックイン権限があるような状況だったが、能力や実績のない人には権限が与えられないようになっていく。
  • Firebirdの名称問題は見守るしかないですね。

とか。

Mozillaが組織レベルで採用されるためには?

桃井さん、ゼロックス田邊さん、産総研高木さん、もじら組中島さんによるパネルディスカッション。個人ユーザだけでなく、組織レベルでもMozillaが普及するかという話題。

  • Mozillaはさまざまな標準仕様やセキュリティ機能を実装しており、それは組織での採用に繋がるのではないか。
  • 組織で採用されるには組織の管理者の役に立つ便利な機能が必要だ。Mozillaには例えばClient Customization Kitがある。これはIEのInternet Explorer 管理者キットと同じようなものだ。
  • ハッカー文化ではソフトウェアの欠陥を批判することはタブー視されてきたが、これは脆弱性という欠陥を想定していないものだ。脆弱性を考慮したとき、ソフトウェアにおいてもアカデミアのような自らを積極的に反証にさらし批判を喜ぶ文化があるべき形のはずだ。
  • Netscapeではセキュリティ関連のコードに対して定期的にレビューを行っている。
  • 欠陥の責任は開発コミュニティーとは別の組織が負うようになるべき。そのようなサービスが成立可能。

間違えていたらごめんなさい。聴衆の中に原田さんを発見。

ブラウザ限定サイトをどう克服するか

もじら組中野さん、MoonStone'S Laboratory MoonStoneさんによるパネルディスカッション。

  • ブラウザ限定サイトが減らない原因として、既存サイト変更のためのコストを負担できない、外注に丸投げしているので手が出せない、デザイン重視のためやむをえない、などがある。
  • Web標準化推進の活動をブラウザのコミュニティ毎に別々に行う必要はないので、協力していきたい。
  • Web標準普及プロジェクトのウェブサイトを定番サイトになるべくリニューアルし、誤ったTipsの流布を防ぐよう頑張る。
  • ウェブページの良いオーサリングツールがあるといいのに。

MoonStoneさん声小さい、中野さん話が冗長。プレゼンは退屈だったが、会場からの質問がたくさん出てきて、標準に沿ったウェブサイトの構築方法には多くの人が興味を持っているようだった。

やること

  • 風呂場の掃除
  • ご飯を炊く