メモの日々


2010年11月13日(土) [長年日記]

[unix] Ubuntu 10.04を10.10へアップグレード

アップグレード中に操作不能になった

VMWare上のUbuntu 10.04を10.10にアップグレードしようとした。アップグレードには時間がかかるのでテレビを見ていたのだけれど、戻って画面を見てみるとSambaの設定ダイアログが表示されている所で止まっていた。操作しようとしたが、クリックしても設定ダイアログがアクティブにならず操作できない。

操作不能なダイアログ

マウスが使えないわけではなくて、メニューからgnome-terminalの起動などはできる。が、起動したgnome-terminalのウィンドウもアクティブにならず、操作できない。ウインドウがアクティブにならない問題だ。gnomeのメニューから[設定]→[ウィンドウ]を実行したら「お使いのウィンドウ・マネージャ "unknown" には設定ツールが登録されていません」というダイアログが表示されたので、ウィンドウマネージャがおかしいようだ。

検索すると、

に同じ症状の人がいた。gnomeでトラブルが発生するとどうしたらいいのか分からない。

対処

sshは生きていたので、sftpを使って必要なファイルはダウンロードできた。これでひと安心。

Sambaの設定ダイアログを強制終了できればアップグレード処理が先へ進むのではないかと思い、それらしいプロセスを探す。pstreeの結果を眺めると、

/bin/bash /usr/bin/ucf --three-way --debconf-ok /var/run/samba/upgrades/smb.conf /etc/samba/smb.conf

というプロセスが末端にあったので、これをkillしてみた。ゾンビになった。次にこれの親プロセスだった

/usr/bin/perl -w /usr/share/debconf/frontend /var/lib/dpkg/info/samba-common.postinst configure 2:3.4.7~dfsg-1ubuntu3.2

をkill。すると、Sambaの設定ダイアログが閉じ

'samba-common' がインストールできません

というダイアログが表示されたが、アップグレードの処理は先へ進みだした!やった。

んが、「アップグレードのインストール」フェーズが終わると、

アップグレードをインストールできません

アップグレードを中断しました。システムが不安定な状態の可能性があります。今からリカバリーを実行します。(dpkg --configure -a)

というダイアログが表示されてしまった。そして、その処理の中で再びSambaの設定画面が、今度は端末内に表示された。これも操作できない。もー。

操作不能なダイアログ2

pstreeで見るとプロセスはさっきと同じだったので、同じ手順でkill、kill。すると

アップグレードが完了しました

アップグレードは完了しましたが、アップグレード処理中にエラーが確認されました。

というダイアログが表示された。ダイアログを閉じるとアップデートマネージャも終了。もうやれることはないので再起動。

心配だったが、無事起動した。一応ちゃんとアップグレードできたみたい。

% lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description:    Ubuntu 10.10
Release:        10.10
Codename:       maverick

Sambaも動いているようだが、これはインストールしなおした方がいいかなあ。

やること

  • GVimを7.3.034以上にバージョンアップ