スレッドメモ
MLやNewsのスレッドをメモする試み。
2005-01-26 (水)
◆ [linux-users] OSのフルバックアップの方法について
[104306] 片岡 武一 (1/26)
バージョンアップ作業を行うにあたり、OSのフルバックアップを取りたいと思って おります。(HDDのイメージを全てバックアップするブートローダも含めて) Windowsを使用している時は、Wincdrというライティングソフトを使用して リカバリー用のCDを作成しておりました。
Linuxにも、同等の機能・方法はあるのでしょうか?
[104307] sasa_p (1/26)
Linuxの業務用サーバ運用などは行った事はありませんが、 システムのバックアップ、リカバリにノートンGHOSTを使って いました。パーティション、ディスク単位でのバックアップも 可能ですし、もちろんブート領域もカバーします。
[104309] Endo Akihiro (1/26)
Linux を利用していてハードディスクごとのイメージバックアップを取る際には 私の場合「Mondo Rescue と Mindi Linux」を利用しています。iso ファイルが 出来上がるので windows などの PC で CD-R に焼いてしまえば、CD ブートもし てくれて便利です。
[104310] Hirokazu Aoyama (1/26)
一般的には dump / restore で行なう方が良いとされています。 dumpだとインクリメンタル・バックアップもできます。
[104312] Shin MICHIMUKO (1/26)
> なお、dump/ddともに一旦システムを停めてシングルユーザ・モードで作業する必要が
> あるので、頻繁にバックアップするような運用には向いていません。頻繁にやろうと思ったら、やっぱRAIDとミラーリングですよね。
[104313] Yoshiaki.Uchida (1/26)
partimage というのがあったような・・
http://www.partimage.org/
[104318] Mattun (1/26)
通常、バックアップに求められるのって、 「データが正常な状態じゃなくなった場合に、 過去の特定の時点でのデータに復元できる」 ってことでしょうから、(自動か手動かは別として)任意の時点での バックアップデータを確保し、それを世代管理可能な状態が求めら れるでしょう。
そういう意味では、リアルタイムでのデータコピーしか確保できな いRAIDは、バックアップとは言えないでしょうね。ハードウェア障 害に備えた冗長化の仕組みでしょう。データ保護の仕組みというよ り、システム保護の仕組みという感じでしょうかね。
[104319] Shin MICHIMUKO (1/26)
ディスクなんていくつか用意しておいて、RAID-1ミラリングしてあるドライ ブをある時点で引き抜いて(ホットスワップして)、月に一度でも入れ換え作 業を行なっていくのが最も手軽ではないですか?勝手にディスクをミラーして くれるので何のコマンドも打つ必要がないですし、全く停止する必要もありま せん。
週に一度とか、月に一度とか、必要なだけ回すようにディスクを持っておけ ばいいですし、どうせそんなに過去の設定が欲しいわけでもないでしょう。数 世代あれば通常の運用は問題無いはず。10世代で10台のディスクと、その他の ソリューションでのダウンタイムや定期的に停止するコストを比べて、どちら が安いかというと、21世紀に入ってから以降の日本では、通常はディスクのほ うが安いです。
[104321] Takeshi Kusune (1/26)
>> 勝手にディスクをミラーしてくれるので何のコマンドも打つ必要がないですし、
>> 全く停止する必要もありません。
バックアップ取得が簡単なのは理解できますが、 起動中のシステムの diskimage では復旧する時に若干問題になりませんか?
実質、起動中に電源をいきなり切ったのと同じ状態の気がするので、 多分 fsck が走って lock file を clean up しておわりな気もしますけど、 あまり「これで問題なし、ぜんぜんおっけー」ともいえない気が。
[104333] Shin MICHIMUKO (1/26)
> あまり「これで問題なし、ぜんぜんおっけー」ともいえない気が。
まあ、通常はホットスワップできると書いてあるマシン/ドライブでやるだ けですし、テンポラリファイルの類を気にするとそうなります。注意深いユー ザはシステム領域をリードオンリーマウントしたり、最終的には一旦シャット ダウンしてからディスクを入れ換えることなどは行なうことでしょう。
要は、dumpコマンドで差分ダンプを取る手間(時間も含む)と、そこから復 旧する手間とを考えて、同じ事がディスクのミラーでより素早くできるではな いですか、ということです。現実問題、今さらテープに戻らないといけないと いうのは特殊な状況でしょうし、動いているディスクがあるなら、それと同量 のディスクを用意するのは、一般的に問題にならないでしょう。また、dumpコ マンドの書き出し先がディスクであったとしても、RAID-1の手軽さには及ばな いと感じているわけです。
[104334] Hirokazu Aoyama (1/26)
> Linux であれば、フルバックアップのためにダンプするような必
> 要性は低いように思います。afio でアーカイブするのでは解消でき
> ない問題が何かあるのでしょうか(tarでやるのはまずい問題が指摘
> されて久しいですけど)。起動用HDD以外のフルバックアップなら、afioなりcpioなりで行なえば よいと思いますが、起動用HDDに限っては、スペシャルデバイスまで含めた バックアップを一度どこかのタイミングで dump で取っておく方が 復旧時間の面からはよいように思います。
[104339] Minoru KINOSHITA (1/27)
> ない問題が何かあるのでしょうか(tarでやるのはまずい問題が指摘
> されて久しいですけど)。
>
後学のために教えてほしいのですが これってtarでやるとまずい理由ってなんですか? afioの方がよい理由も教えていただけるとうれしかったりします。
[104340] kinneko (1/27)
せっかく先人がまとめてくださった情報があるので、あまり関係 なさそうでも、一度 JF あたりには目を通しておくといいかもしれ ません。
Backup-mini-HOWTO
http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/Backup-mini-HOWTO.txt
[104345] Hirokazu Aoyama (1/27)
dumpの利点はインクリメンタル・バックアップ絡みのときに限られるかも しれないですね。 cpio/afio(/tar)だとインクリメンタル・バックアップするときに 移動/削除したファイルを追跡できないので、単に展開すると ファイルがだぶついてしまいますが、dumpではちゃんと追跡して くれるので、そういうところを気にしなくてもよいですから。
# とはいえ、自宅ではどっちも使わずrsyncでバックアップしてますが・・。
# 間違って編集したファイルを戻すのに便利 (^^;
[104346] Minoru KINOSHITA (1/27)
> Backup-mini-HOWTO
> http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/Backup-mini-HOWTO.txt
>ポインタを教えていただいたのはありがたいのですが 僕が聞きたかったのは* tar * が afio に比べて バックアップ用途にだめな理由であって、* tar + gz * がだめな理由ではないです
つまり、tar と afio なら大差ないとおもうのですが。。。 いずれにせよ、バックアップは圧縮して取るな!!が基本でしょうかね
[104367] OOSATO,Kazzrou (1/29)
> 実際のところ、バックアップで圧縮しない事って普通なのでしょうか?
ふつう、時間がどれだけかかってもいい、なんて暢気なバックアップ やリストアはないので、CPU 能力と I/O ネックを天秤にかけると、適度 に圧縮するのが有利、という場合が多いように思いますね。
[104370] Shin MICHIMUKO (1/29)
ある程度長期的に保存する必要があるデータやトランザクションのバックアッ プは、障害そのものが日常的には起きるわけではないので、圧縮することが多 いわけですよね。
ところが短期的に世代管理が必要となるようなシステムファイルはすぐに使 える状態になることが望ましいので、圧縮することは少なくなります。より短 期的にダウンタイムを抑えようとするのがRAID-1のミラー状態やrsyncでサー バ間の同期を取っておく状態で、もうちょっと時間がかかっていい場合は、長 期的なデータ保存同様に圧縮しながらでいいということですよね。RAID-1は特 に、ディスク障害によるダウンタイムをほとんどゼロにできます。
[104371] OOSATO,Kazzrou (1/29)
バックアップというとジュラルミンケースに山のようなオープンリール テープをまず思いだすオールドタイプの感覚では、マジメなバックアップ とは「正」「副」2セットのメディアを作成し、物理的に離れた場所に各 々を保管するものだと思っています。最近は基幹系業務から離れているの で不真面目なバックアップしかしていませんけどね(^^;。
圧縮によって多少単体での信頼性を損なったとしても、圧縮しない1セッ トと圧縮した2セットとどちらが強いかという判断にもなると思います。