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2007-01-10 (水)

[linux-users] VMware Server 上の Linux の時間の遅れ

[107217] S. Osabe (1/10)

Debian SargeにVMware Serverを入れて、仮想マシンに
Fedora Core 6をインストールしたのですが、ゲストOSの
時間が遅れて困っています。
やったこと
1. ホストOSの/etc/vmware/configに追加
host.cpukHz = 1862092
host.noTSC = TRUE
ptsc.noTSC = TRUE
を追加。1862092はCPUのクロック周波数(kHz)。

2. vmware-toolboxによる設定
$ VMWare-toolbox
Optionsタブを選択し、「Time synchronization between
the virtual machine and the\ host operating
system」にチェックを入れる。

3. grubの設定
起動時にカーネルパラメータ clock=pit nosmp noapic nolapic
を与える。

これでも、時計が遅れます。数分遅れては戻るを繰り返してい
ます。

[107221] MATSUDA Yoh-ichi / 松田陽一 (1/11)

> > > vmware-tools はインストールしましたか?
> >
> > はい、インストール済みです。
>
> tools.syncTime の値はどうなっていますか。
>
> http://www.hktr.jp/blog/archives/2006/10/vmware_tips_1.html

# 長部さんには関係ないかも知れませんが、

以下、 FYI 。

最新のカーネルを使用している場合、 vmware-tools のインストールに
失敗することがあります。
そんなときには、

http://knihovny.cvut.cz/ftp/pub/vmware/

にある、最新の vmware-tools をインストールするとうまくいく場合が
あります。

[107226] S. Osabe (1/11)

返信ありがとうございます。なんとか解決しました。
> >
> どうもここにあるvmware-toolsの素性がよくわからないの
> > ですが、どういうものなんでしょうか。
>
> http://www.necst.co.jp/product/vm/faq.html#02_006
>

いや、VMware-toolsのことではなく、サイト

http://www.hktr.jp/blog/archives/2006/10/vmware_tips_1.html

にあるVMware-toolsの素性のことを知りたかったのですが。
VMware社以外の誰かが、新しいカーネルに対応した
VMware-toolsを作成して、公開しているのでしょうか。
rpmパッケージでないので、インストールを躊躇してしまい
ました。
> >
> 松田さんは、ゲストOSがカーネル2.6で、カーネル再構築
> >
> なしで、vmware-toolsの導入で時間が正確になっていますか。
>

> なってます。

不思議です。私の場合、カーネルを再構築したら、時間があう
ようになりました。カーネルの設定の変更点は、

「Processor type and features」-「Timer frequecy」で100 Hz
を選択

です。それで、新しいカーネルで起動して、
vmware-config-tools.pl
を実行したら、時間があるようになりました。

カーネルを再構築しない場合、5分につきゲストOSが3分
ほど遅れては元に戻る(VMware-toolsの時間同期が効いている)
を繰り返します。つまり、毎分毎分、ホストとゲストで
時間が合っているというわけにはいっていません。

[107229] MATSUDA Yoh-ichi / 松田陽一 (1/12)

> 返信ありがとうございます。なんとか解決しました。

いや、全然解決してないじゃないですか。
> いや、VMware-toolsのことではなく、サイト
>
> http://www.hktr.jp/blog/archives/2006/10/vmware_tips_1.html
>
> にあるVMware-toolsの素性のことを知りたかったのですが。

あの、ふざけてますか?
> > どうもここにあるvmware-toolsの素性がよくわからないの
> > ですが、どういうものなんでしょうか。
>
> http://www.necst.co.jp/product/vm/faq.html#02_006
>
> vmware-tools は稼働しているカーネルに対応してビルドする必要があります。
> ですので、カーネルのバージョンが上がって対応できなくなると、その都度
> バージョンアップが行われます。

こう書いたのですが、何で無視するんですか?

それと、

> ところで、
>
>  $ lsmod|grep "^v"
>
> の実行結果はどうなりますか。

この質問も何で無視するんですか?

貴方が正しく vmware-tools をインストールしているか否かをテスト
する、大事な質問なんですけど。

[107230] Takeshi Kusune (1/12)

> こう書いたのですが、何で無視するんですか?

その説明では全く素性についての疑問を解決できてない気がするのですけど?

vmware-tools は基本的には VMware と一緒に配布されるもので、
その version up されたものも基本的には VMware 社から提供されると考えるのが自然かと。
では全く関係ないように見える場所で配布されている「新バージョン」なるものは、
一体どのような素性のものであるのか、というのは当然の疑問ではないですか?

長部さんが知りたいのは、バージョンアップの必然性ではなく、
松田さんが提示されたのが「正しい『バージョンアップされたもの』かどうか」なので、
それを確認できるポインタを示していないように見えます。

既に引用部分でそれを示しているのに伝わっていないとすると、
それは長部さんだけでなく私も理解できていないので、
キレるところではなく補足説明が必要な所なのではないかと思いますがいかがでしょう。

[107231] MATSUDA Yoh-ichi / 松田陽一 (1/12)

> 一体どのような素性のものであるのか、というのは当然の疑問ではないですか?

Petr Vandrovec さんの patch で解決していた事例が昔から続いている
ので、そのような疑問には全く頓着しませんでした。

http://search.luky.org/linux-kernel.2001/msg25163.html
http://search.luky.org/linux-users.8/msg06691.html
> キレるところではなく補足説明が必要な所なのではないかと思いますがいかがでしょう。

それは面倒な話で(苦笑)

http://www.vmware.com/community/thread.jspa?messageID=76957&tstart=0

これでしょうか。

私としては、動けば結果オーライなんで。
以前の投稿で

| > vmware-tools はインストールしましたか?
|
| はい、インストール済みです。

と断言していたので、当初は疑ってなかったんですが、それ以前の投稿
内容を見ると、ゲスト OS が vine である、とのこと。
そうすると、 rpm パッケージを「インストールした」だけでは、動作
中のカーネルのバージョンに正しくマッチしたモジュールがインストー
ルされていない可能性が十分考えられます。というか、その可能性が大
だと思います。

…というのを、つい先程気付いた次第です。
それまでは漠然とした疑問でしかなかったので、一番大事な所を聞いて
いるにも関わらず無視されたので、ついつい

[107232] Takeshi Kusune (1/12)

ちょっとがっかり。

フリーウェアの利用責任は各ユーザにかかる所であり、
そのための判断には各配布物の正当性判別は重要な要素です。
> そうすると、 rpm パッケージを「インストールした」だけでは、動作
> 中のカーネルのバージョンに正しくマッチしたモジュールがインストー
> ルされていない可能性が十分考えられます。というか、その可能性が大
> だと思います。

その場合、起動中に warning が出るので注意して見ていれば気付きそうですけど、
もし気付かれていない場合、vmware-config-tools.pl を実行する必要がありますね。

[107241] Yoichiro Takehora (1/12)

時間がずれる問題については、

1. Linux自体が時刻がずれる可能性がある
2. VMwareの仮想マシンでは時刻がずれる

と二つ要因があるので、分けて考えて頂くのがいいと思います。


まず、1番目のLinux自体が時刻がずれる可能性があるという点ですが、Linuxが
時刻を追跡する方法としては、pit、pmtmr、cyclone、hpet、tscがあります。
これは、ブートオプションでclock=pitという具合に指定することができます。
それぞれ、特徴がありますから、それを理解されて利用されるといいと思います。

2番目にVMwareの仮想マシンでは時刻がずれるという点ですが、これは仮想化の
アーキテクチャ上どうしても発生してしまいます。
ですから、vmware-toolsをインストールして、時間の同期をホストOSと取るよう
にチェックを入れて頂く必要があるのです。
(マニュアルに明記してあります)

それで、ホストOS自体(この場合だとLinux)が時間がずれる可能性を孕んでい
るため、ホストOSの方ではntpで時刻の同期を取って下さいというのが、VMware
側が提示している時刻同期のベストプラクティスです。

[107242] S. Osabe (1/12)

http://webos-goodies.jp/archives/50179807.html
に次のようなことが書かれています。
引用終わり

VMware Serverの仮想マシンで時計が大幅に狂うのは、カーネル2.6
でHZが1000 Hzに定義されているからと理解しました。Fedora Core
6のカーネルのコンパイルのとき、
「Processor type and features」-「Timer frequency」
はデフォルトで1000 Hzが選択されており、HELPを見ると、
1000 Hzはデスクトップ向け、100 Hzはサーバー向けのもの
と記述されています。したがって。カーネルの再構築なしで
VMware-tools使用で時間が正確になっているケースはサーバー向
けのディストリビューションを使っているケースで、HZが100 Hzに
設定されているのだと推測しています。

[107243] S. Osabe (1/12)

仮葬マシンがFedora Core 6のときは、HZを100 Hzに設定して
カーネルをコンパイルして、さらに、VWware-toolsを導入して
ホストとの時間同期をさせれば、時計は正確になりました。
なお、カーネル起動オプションに
clock=pit nosmp noapic nolapic
を付けたりしましたが、これは不用かもしれません。

[107250] katot (1/15)

> >    * 2.4 カーネルまではタイマー割り込みの間隔は 100 Hz
> > だったが、2.6 カーネルから 1000 Hz にアップしている。
> >    * さらに、SMP カーネルでは 1 秒に 1000×(CPU数+1)回の
> > タイマー割り込みが発生する。

kernelにこの様な変更があった次期に、ハード側設計ガイドラインに
従来から使われている時刻割り込みPITの拡張版が出て、それがHPETと
なってます。
解像度が10倍違います。
現時点の全てのハードのHPETサポート状況はまちまちで、ベースボード
として対応可能でも、BIOS設定でデフォルト値がenabledになっていたり
disabledになっていたりとまちまちです。
VMware以外で使う人も、時計の挙動不審な方は、確認してみた方がよろ
しいでしょう。

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